写経 写仏<写経>そもそも写経は、印刷技術が発達していなかった頃に、経典を書き写して仏の教えを広めるのが目的でしたが、書く行為そのものの功徳も古くから説かれており、日本ではすでに飛鳥時代から「行」としての写経が行われてきました。 奈良時代の貴族・藤原家の郎女・中将姫さまは、「称讃浄土経」を一千巻書き写し、この功徳によって、二上山に日が沈む夕空にみほとけの世界をご覧になりました。そして、二上山山麓の當麻寺(当麻寺)に入山、千部の写経を奉納して中之坊道場で尼僧となり、當麻曼荼羅を織り上げて、わたしたちに仏国土の光景を見せてくださったのです。
當麻寺(当麻寺)中之坊の写経は、この中将姫さまの故事に倣ったものですが、姫さまの書かれた「称讃浄土経」は、御写経には長すぎますので、一般によく知られており、最も功徳のあるお経の一つ「般若心経」を描き写して頂いております。
<写仏>
當麻寺(当麻寺)中之坊の写仏は、中将姫さまが織り表してくださった「當麻曼荼羅」の中央に描かれております「阿弥陀如来」さま・「観音菩薩」さま・「勢至菩薩」さまのいずれかを描き写して頂きます。なぞるだけで簡単に美しい仏画が描けますので、「行」としての功徳や達成感だけはなく、絵を書く楽しさ、仏さまが浮かび上がる喜びなども感じて頂けることと思います。 |
写経・写仏体験 ◆写経・写仏は随時受け付けております。 9:00-17:00<受付は15:30まで> ◆参加費 拝観料:大人500円/小学生250円(中之坊) 用具代:1500円 ◆2回目以降の方は料金に変更があります。 ◆予約不要ですが、10名様以上の場合はご予約ください。
當麻寺(当麻寺)中之坊 〒639-07276 奈良県葛城市當麻1263 |
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